ノルアドレナリンとは(ノルアドレナリンの働き)
ノルアドレナリンは、情動に大きな影響を与える神経伝達物質の一つで、
・脳内の神経伝達物質
・自律神経の神経伝達物質
・副腎髄質から分泌されるホルモン
としての3つの役割があります。
| ノルアドレナリンの3つの役割 | |
| 脳内の神経伝達物質 | 集中力や判断力、注意力が高まり覚醒する |
| 自律神経の神経伝達物質 | 交感神経の活動を高める |
| 副腎髄質から分泌されるホルモン | 心拍数の上昇 末梢血管を収縮して血圧を上昇 ブドウ糖の生成促進 |
ノルアドレナリンは、危険を察知した時や、痛みや痒み、寒暖差や人間関係などのストレス、また、緊張や不安、恐怖などの激しい感情や強い肉体作業などの際に分泌され、「闘争か逃走(fight or flight)のホルモン」とも言われます。
ノルアドレナリンが分泌されると、脳は覚醒し、筋肉に酸素や栄養を送るために心拍数と血圧が上昇し、血液が体中を巡り、瞳孔は拡大します。外敵から身を守るために注意力、判断力、集中力が高まり、心身が一気に戦闘モードへ突入します。
ノルアドレナリンが適度に分泌されている時は、人はほどよい緊張感の中で、やる気や集中力が高まりますが、危険を察知した時や、痛みや痒み、寒暖差や人間関係などのストレス、緊張や不安、恐怖、強い肉体作業などでノルアドレナリンが過剰に分泌されると、さらに不安や恐怖、焦燥、取り乱しなどの症状が現れ、心身に大きなストレスがかかり、不安障害や統合失調症を引き起こす可能性があります。パニック発作もノルアドレナリンの過剰分泌が原因と推測されています。
一方で、ノルアドレナリンの分泌が少なすぎるのも問題があります。ノルアドレナリンの分泌が減少すると、意欲や集中力がなくなり、注意力も散漫になり、無気力、無関心となります。そして、こういった状態が続くと抑うつ症状が現われる場合があると考えられています。
ノルアドレナリンを適度に分泌させるには
ノルアドレナリンを適度に分泌させるにはセロトニンを分泌されることが有効です。
セロトニンは、ドーパミン(ドパミン)やノルアドレナリン(ノルエピネフリン)の暴走を抑え、精神を安定させる働きがあります。
そのため、不安障害や鬱などの精神疾患には、セロトニンを増やす薬剤が処方されます。
ノルアドレナリンの分泌を抑えるには
ノルアドレナリンの分泌を抑制するには、ギャバ(GABA)などのサプリメントを摂取する方法があります。
